皆さまこんにちは。
2011ミスさんさ踊りの赤井宣子です。
2112年3月9日に、ベトナムの首都ハノイ市で開催されました”東日本大震災追悼・復興レセプション”にてさんさ踊りを披露してまいりました。
今回のレセプションの目的は、
大震災から一年を機に、犠牲者の鎮魂をお祈りし、
大震災に際してのベトナムからの様々な支援に対する謝意を改めて表明するとともに、
大震災からの日本、特に被災地の復興をベトナムにアピールするというもので、
在ベトナム日本国大使館から出演のご依頼を頂きました。
メンバーは、
▼ミス
2010 みなみちゃん
2011 私
▼ミス太鼓
みきちゃん
さとっこさん
あやかちゃん
▼ミス横笛
まりかちゃん
▼商工会議所
阿部さん
の7人で行ってまいりました。
全員ベトナムを訪れるのは初めてで、行く前から入国出来るかな、荷物届くかなと、心配と緊張でいっぱいでした。
ハノイと日本は2時間の時差があり、日本が昼の12時のときに、ベトナムはまだ朝の10時頃です。
行きはちょっぴり得した気分です。
成田からハノイまで、6時間くらいのフライトでした。
心配していた入国審査も何事もなく通過し、無事ハノイ入りです。
レセプションの前日に到着し、日本国大使館を訪問し、当日の打ち合わせ等が行われました。
太鼓と花笠もしっかりベトナムまで到着してくれていました。
ホテルへ向かうため大使館から出た時間が、丁度帰宅ラッシュと重なってしまったため、さっそくベトナムの大渋滞を体験させていただきました。
そして当日、
レセプションは夜開催されたのですが、リハーサル等のため、お昼過ぎの少し早めに会場に入りしました。
会場はハノイ中心の、ランドマーク的存在のメリアハノイホテルです。
高い天井と広い会場に、皆で思わず、「すご~い!」と声をあげてしまいました。
ベトナムの副首相をはじめ、各省の知事、大使など400人余りが出席され、私たちは日本の代表として出席させて頂いていると聞き、リハーサルの時から緊張が高まりました。
会場内外には、復興写真展、被災地の子供達の絵、ベトナムの学生が寄託してくれた絵・寄せ書き、jetro、JICA、国際交流基金等の展示もあり、皆様関心を持って見て下さっていました。
いよいよ本番、
福呼踊りで会場入りし、ステージに上がりました。
シン チャオ!(こんにちは!)
せっかくなので、ベトナム語の挨拶を入れたスピーチをということで、前日に大使秘書の方に簡単なベトナム語での挨拶を教えて頂きました。
本当に短い文なのですが、普段聞きなれていない言葉のためか、なかなか覚えられず、ふたりで本番ぎりぎりまで繰り返し練習しました。
チュントイ デンゥ ティン いわて~ (岩手県からまいりました)
トイ テン ラー あかい のりこぉ~ (赤井宣子です)
トイ テン ラー すぎさわ みなみぃ~ (杉澤美奈実です)
※自分の名前や地名等を言う時は、最後を上げて読むと名前と認識して下さると教えて頂きました。さっこら~ちょいわやっせ~!の掛け声の終わりに似ています。
震災ご支援への感謝、さんさ踊りの紹介等は日本語でさせて頂きました。
最後に、ベトナム語でありがとうございます!の「シン カームオン」でスピーチは終了
ほっと心の中で一息ついたのもつかの間、
交差や輪踊り、会場の練り歩き、スピーチを含め25分くらいの長い演技となりました。
滞在中は連日涼しく汗もかかず過ごしやすい気候だったので、やっとベトナムで汗をたくさんかきました。
会場にいらっしゃった沢山の方々が、ステージに注目して下さり、たくさんの暖かい拍手や笑顔を送って下さいました。
現地の報道陣の方々も多く、その中に、日本のNHKの取材の方々もいらっしゃいました。
演技の後は、会場内の岩手・盛岡のポスターが展示されたミニブースにて、南部せんべい・盛岡駄菓子・地酒を参加者の方々に試食、試飲して頂き、岩手・盛岡の観光のPRを行いました。
駄菓子や地酒はベトナムの方にも喜んで頂け、写真を一緒に撮りたいと集まって下さり、震災の心配や励ましのお言葉をたくさん頂きました。
面積3,345 km²、人口650万人が暮らすハノイ(岩手:面積15,279km²、人口131万人)では毎朝、 おびただしい数のバイクが道路を埋め尽くします。
そのバイクの多さと騒音に驚きました。みんな上手に、2人、3人乗りをしているんです。
全人口の約4人に1人はバイクを持っていると言われているそうで、バスなどの公共交通機関が良くないからと教えて頂きました。
交通量の多さに、道路ひとつ渡るのも大冒険でした。
ハノイはフランス領の名残りか、建物は新しくはないものの、可愛らしい建物が多く、街並みはとっても素敵でした。
少しバイクや騒音に慣れてきたかなと思う頃は最終日です。
深夜にハノイを出発、機内に1泊して、早朝成田に到着、お昼過ぎには盛岡に帰って来ました。
こうしたベトナムを含め、世界中の方々からのたくさんのご支援に、本当に暖かい気持ちになります。
生まれた国や育った環境は違っていても、わたしたちはみんなつながっているのだと改めて感じます。
震災から1年、まだまだ復興が始まったばかりです。
たくさんの方々に岩手を訪れて頂けるよう、さんさを通して岩手の魅力をお伝え出来たらと思っています。
日差しは春なのに風は冷たく、暖かい春が待ち遠しいこの頃です。
またどこかで、皆様にお会い出来るのを楽しみにしております。